月の巡りに触れるということ

満月

― 心と体の揺らぎについて ―

月の満ち欠けに、
自分の体調や感情が影響を受けているように感じたことはありますか。

満月や新月の前後に、
なんとなく落ち着かなかったり、
気持ちが内側に向いたり。

はっきりした理由はわからないけれど、
いつもと少し違う感覚が残る。
そんな経験です。

最近では、
月にまつわる言葉として
「浄化」「手放し」「願い事」といった表現を
目にすることも増えました。

ここでは、
それらを信じる・信じないではなく、
月のリズムと、心や体の揺らぎを
ただ重ねてみます

月と、変化のリズム

月は、毎晩ちがう形をしています。
満ちて、欠けて、また満ちていく。

その変化は、
植物の成長や、昼と夜の移り変わり、
季節の循環と同じように、
自然の中ではとても当たり前のものです。

人生にも、似た流れがあります。
外へ向かって動く時期と、
内側に意識が向かう時期。

そして、私達の体や心も、
本来は、そうしたリズムの中にあります。

いつも同じ調子でいることよりも、
揺れながら、巡っていくこと。

月は、
そのことを思い出させてくれる
ひとつの象徴として、
長いあいだ見上げられてきました。

新月と満月のあいだで

新月のころ、
内側に意識が向きやすくなる人もいます。

満月のころ、
感情が動きやすくなったり、
眠りが浅くなったりする人もいます。

それは、
良い・悪いということではなく、
変化の途中にある感覚
なのかもしれません。

月の満ち欠けは、
戻っているように見えて、
いつも新しい巡りの中にあります。

心や体もまた、
止まったり、静まったりする時間を含みながら、
それぞれのペースで
変化を重ねていきます。

東洋的なまなざしから

古くから東洋では、
人の体と自然を切り離さずに
捉えてきました。

陰と陽、
満ちるものと、静まるもの。

月は、
静けさや内側の動きと
結びつけて語られることが多くあります。

それは、
「何かを起こす存在」というよりも、
変化の流れを映し出す存在
として見られてきた、ということなのかもしれません。

月の巡りのように

月のリズムに触れたとき、
何かを変えようとしなくてもいい。

調子が揺れていると感じたら、
そういう流れの中にいるのだと
気づくだけでもいい。

月が、
自分の形を無理に保とうとしないように、
人の心や体も、
そのときどきで違っていて自然です。

おわりに

月をきっかけに、
自分の感覚に
そっと戻る時間。

新月や満月の夜、
空を見上げて
ふと何かを感じたなら。

それを、
そのまま感じる。

まずは、
それだけで。

月の巡りが、
体のリズムとして感じられることもあります。

生理と月の関係については、
こちらのページで、
もう少し具体的に触れています。
月と女性のからだのリズムについて