人生にもある、陰陽のサイクル
私たちの人生には、
季節のような流れがあります。
進みやすい時期。
外に向かって動ける時期。
気力や勢いを感じやすい時間。
そして、
立ち止まるような感覚のある時期。
内側に意識が向き、
なぜか足が前に出にくくなる時間。
どちらも、人生の一部です。
うまく進んでいるときだけが「正解」で、
止まっているように感じる時間が「失敗」
というわけではありません。
陰の時間について
人生には、
避けようとしても訪れる
“陰”の時間があります。
うまくいかなかったこと。
関係が変わってしまったこと。
体や心の調子が思うように戻らない時期。
その中にいるときは、
先のことが見えなくなったり、
自分が間違っているように感じたりすることもあります。
けれど、
陰の時間は、
何かを「止められている」時間というより、
内側に戻っていく流れの中にあることもあります。
外に向けていた意識が、
自然と自分自身へと戻ってくる時間。
陰と陽は、切り離せないもの
陰と陽は、
どちらかだけが続くものではありません。
夜があるから朝があり、
静かな時間があるから、
また動き出す力が生まれます。
陰が深まるとき、
それは同時に、
次の流れが静かに準備されている合図でもあります。
今は何も変わっていないように感じていても、
水面の下では、
小さな調整が起きていることもあります。
陰の時間の過ごし方
陰の時期に、
何かをしなければならないわけではありません。
無理に前向きにならなくてもいい。
答えを出そうとしなくてもいい。
ただ、
少し静かな時間が増えたり、
自分の内側の声に気づきやすくなったり。
そうした変化が、
自然に起きることがあります。
書きたくなったら、言葉にする人もいるし。
何もせず、ただ過ごす人もいます。
どれも、間違いではありません。
振り返ったときに見えてくること
過去を振り返ると、
「あの時期があったから今がある」
と感じる瞬間が、後から訪れることがあります。
そのときには気づけなかったけれど、
陰の時間は、
確かに次の流れへと繋がっていた。
そう感じられる日が来ることもあります。
バランスは、整えようとしなくていい
陰と陽のバランスは、
頑張って取るものではありません。
崩れたと感じるときも含めて、
流れの中にあります。
今、どこにいるのか。
動いているのか、立ち止まっているのか。
それを評価せずに、
ただ感じてみる。
それだけで、
十分な時間かもしれません。
もし今、
陰の時間の中にいるように感じていたら。
それは、
何かが終わった証ではなく、
内側に戻るための、静かな流れの途中なのかもしれません。
ここにある言葉は、
答えを出すためのものではありません。
ただ、
今の感覚にそっと触れるための、
ひとつの余白として置いています。


