人間関係の中で、
「苦しい」と感じたとき。
多くの場合、苦しさの正体は
相手そのものではなく、
その関係の中での関わり方にあります。
ここでは、
関係を壊す前に見てほしい
「立ち位置」の話をしています。
そして、まず大前提として。
役割を変える=いきなり何かをやめる
ということではありません。
急に強くなることでも、
冷たくなることでもありません。
変えるのは、
自分が無意識に引き受けてきた
関係性の中の「立ち位置」です。
『やらなきゃ』と思う前に
これまでの役割は、こんな前提でやっていたのでは?
- 私がやらなきゃ回らない
- 私が我慢すればうまくいく
- 私が黙っていれば波風が立たない
立ち位置を変えるとは、
これを 否定すること ではなく、
「本当に、そこまで引き受ける必要がある?」
と、一度止まって考えてみる。
“やらない”というわけではなく、
“当然だと思っていた前提”を一度見直してみる、ということです。
「説明・理解・調整」をやめる場面をつくる
役割を引き受けやすい人ほど、
- 分かってもらおうとする
- 誤解されないように、つい言葉を足してしまう
- 先に説明する
- 相手が困らないように、理由や背景を先に話す
- 相手の感情を調整する
- 相手が嫌な気持ちにならないよう、先回りする
これを無意識でやっています。
立ち位置を変えるとは、
- すぐに説明しない
- 相手の感情を引き取らない
- 納得させようとしない
ここで、全部やめなくていいのです。
ひとつ減らすだけでいい。
それだけで、役割は確実に変わります。
「できる/できない」より「やりたい/やりたくない」を基準にする
そして次に見てほしいのが、
判断の基準です。
今までの基準は、こんな感じだったのではないでしょうか?
- できるかどうか
- 求められているかどうか
- 迷惑をかけないかどうか
立ち位置を変えるとは、
ここに、もうひとつ別の基準を足してみること
私は、これはやりたい?
それとも、もうやりたくない?
すぐ答えが出なくても大丈夫。
この基準を持つだけで、その役割は固定されなくなります。
いちばん大事なのは「戻らない」こと
立ち位置は、
一度変えても、無意識だと元に戻ります。
だから大事なのは、
- うまくできたか
- 相手が変わったか
ではなく、
「私はまた、全部引き受けようとしていないか?」
に気づけるかどうか。
役割を変えるとは、
あなたの何かを変えることではなく、
同じ場所に戻り続けないことです。
まとめると
立ち位置を変えるっていうのは、
- 関係を切ることでも
- 我慢をやめて戦うことでもなく
自分がどこで自分を後回しにしてきたかに気づき、
それを、もう一度くり返さないこと。
それだけです。

