頑張ることと、努力すること

気づかないうちに、
力が入っていることがあります。

頑張っている自覚はなくても、
呼吸や身体は、
すでに緊張している。

日々の中で使っている
「頑張る」と「努力する」という言葉。

けれど、その違いが
心や体にどんな影響を与えているか、
立ち止まって考えたことはあるでしょうか。

私は以前、
「頑張ること」に疲れてしまった時期がありました。

少し、立ち止まってみると

 

前進するために、自分を苦しめる必要はない

 

そのとき、ふと気づいたのです。
「頑張ること」と「努力すること」は、
エネルギーのかけ方が違う
ということに。

「頑張りすぎた」とは言いますが、
「努力しすぎた」とは、あまり言いませんよね。

その違いについて、
ここで少し整理してみたいと思います。

「頑張る」という言葉について

「頑張る」という言葉は、
日常のあらゆる場面で使われています。

仕事、勉強、家事、人間関係。
いつの間にか
「頑張ること」が前提になっていることも
少なくありません。

この言葉には
「我を張る」という意味が含まれています。

自分の意志を強く押し出し、
ときには無理をしてでも
目標を達成しようとする姿勢。

短期的には力になりますが、
その状態が続くと、
心や体に負担がかかっていきます。

昭和生まれの私は、
小さい頃から
「頑張りなさい」と言われて育ちました。

それが当たり前で、
疑うことすらありませんでした。

けれど今、
時代とともに
心の扱い方も変わりつつあるように感じます。

力を入れ続けることより、
力を抜くことの大切さ
気づく人が増えてきたのかもしれません。

頑張りすぎたときに起こりやすいこと

心への影響

頑張りすぎると、
心は常に緊張した状態になります。

ストレスが積み重なり、
不安感や落ち込みが強くなることもあります。

「思うようにできない自分」を
責めてしまうこともあるでしょう。

それが続くと、
やる気が出なくなったり、
燃え尽きたような感覚に
なることもあります。

体への影響

心の緊張は、
体にも表れます。

疲れが抜けにくい
眠りが浅い
胃腸の調子が整わない
風邪をひきやすくなる

こうした変化は、
珍しいものではありません。

心と体はつながっている

心に負担がかかれば体に影響し、
体が疲弊すれば心も沈みやすくなります。

頑張り続けることで、
この循環が苦しい方向へ
回ってしまうことがあります。

「努力する」というあり方

一方で、「努力する」という言葉には
少し違う質を感じます。

努力することは、
気合や根性ではなく、
自分に合ったペースで続けていくこと
に近いように思います。

計画を立て、
一歩ずつ進むこと。

無理をせず、
今の自分を信じながら
積み重ねていくこと。

結果がすぐに出なくても、
焦らず続けられる余地があります。

努力する過程そのものが、
成長や手応えにつながり、
静かな達成感をもたらします。

頑張るから、努力するへ

頑張ることが
すべて悪いわけではありません。

瞬間的に力が必要な場面も、
確かにあります。

ただ、
長い時間、自分を追い詰め続ける
頑張り方でなくてもいい。

少し肩の力を抜いて、
「努力する」方向へ
視点を移してみる。

それだけで、
前進の質が変わることがあります。

まとめとして

本来持っている力は、
心身がゆるんでいるときに
自然と発揮されやすくなります。

緊張やストレスが強いと、
エネルギーの流れも
滞りがちになります。

深呼吸をして、
力を抜きながら進むこと。

それは、
外のプレッシャーから離れ、
自分の内側とつながる時間でもあります。

頑張るか、努力するか。
その選択を、
その日の自分に委ねてみてもいいのかもしれません。