変わりたいときに、抵抗が出てくる理由

潜在意識

「このままじゃ、嫌だな」
「少し、変えたいな」

そう思った直後に、

「いや……」
「でも……」

理由のはっきりしない不安や迷い、
引き止められるような感覚が
出てくることがあります。

人の中には、
今の状態を保とうとする働きがあります。

安全を優先する仕組み

私たちは無意識のうちに、
「慣れている状態」
「想定できる範囲」
を、安全だと感じています。

同じ行動を繰り返すこと。
今までと同じ選択をすること。

それは、
あまりエネルギーを使わずに
すむからかもしれません。

変化は、
たとえ良いものであっても、
一時的に不安定さを伴います。

そのとき、
心や身体がブレーキをかけるのは、
自然な反応です。

立ち止まったときに

その反応を、
無理に変えなくてもいい。

押しのける必要も、
乗り越えようとする必要も
ありません。

立ち止まったときに大切なのは、
すぐに意味づけをしないこと。

それが
守ろうとする反応なのか。
それとも、
今は選ばないという感覚なのか。

不安と、違和感と、
本心からの「NO」は、
ときどき、とても似た顔をしています。

だから、
「抵抗だ」と決めつけずに、
少し距離をとって見てみる。

今、何が起きているのか。
何を守ろうとしているのか。
あるいは、
どこまでなら近づいてもいいのか。

そうやって、
静かに見極めていく時間が
あってもいい。

進まない感覚の中にも、
ちゃんとした理由や
大切な境界線が
含まれていることがあります。

それを尊重することは、
ひとつの言葉で片づけて
押し通すこととは、
少し違います。

動かない時間の中で

迷いが残ったままでも。
不安が消えなくても。

それでも、
何かが少し動くことがあります。

無理に決めなくても、
背中を押さなくても。

気づいたら、
見ている景色が
少し変わっていることもあります。

変化は、
いつもはっきりした決意や
強い覚悟から
始まるわけではありません。

変わるべきかどうか。
今、動くべきかどうか。

その答えは、
ここにはありません。

ただ、
立ち止まる感じが生まれる
仕組みがある、ということ。

そして、
動いていないように見える時間の中でも、
何も起きていないとは
限らない、ということ。

それを知っているだけで、
自分を責める必要のないことに気づけます。

前に進めない感じや、
同じところに戻ってしまう感覚について、
立ち止まらずに「戻る」という視点から書いたページもあります。
なぜか同じところで立ち止まってしまう時に