「満月前症候群」と呼ばれる症状があるそうです。
ということは、「満月の前後に、なんだか調子が悪い…」「眠れなくなったり、イライラしたりすることがある…」そんな経験をされている方が増えているのかな…ということで、
今回は、満月が私たちの心身にどのような影響を与えるのか、そしてその対処法について調べてみました。自分自身の体調や感情の変化に気づき、無理をせず、上手に乗り越えるためのヒントをお届けします。
満月前症候群とは?
「満月前症候群」とは、満月の前後に起こる身体的または精神的な不調を指します。これは、月の引力やエネルギーの変化が私たちの体や心に影響を与えると考えられていることから生まれた概念です。
満月前症候群の主な特徴
1. 感情の変動
- イライラや不安感、情緒不安定になる。
- 普段よりも感受性が高まり、些細なことに敏感に反応しやすくなる。
- ネガティブな感情やストレスが増幅されることも。
2. 身体的な不調
- なかなか寝付けない
- 睡眠の質が低下し、不眠や浅い眠りに悩まされる。
- 反対に眠くて仕方がない場合も。
- 頭痛やめまい、胃腸の不調などの身体的症状。
- 慢性的な疲労感や倦怠感を感じやすくなる。
- むくみや体の重さを感じる
3. 行動の変化
- 集中力が低下し、ミスが増える。
- 衝動的な行動や過剰な食欲、アルコールや甘いものへの欲求が強くなることがある。
4. エネルギーの過剰または不足
- 元気が出すぎて落ち着かない。
- 逆に無気力で疲れやすいなど。
- エネルギーのバランスが崩れる。
満月が私たちに与える影響の理由
では、なぜこのような症状が起こるのでしょうか?そのメカニズムにはいくつかの要因が考えられます。
1. 月の引力が及ぼす影響
満月の時期は月の引力が強くなり、海の潮の満ち引きが最大になります。
そして、人間の体も約60%が水分でできているため、月の引力によって
体内の水分バランスや血流が変化し、これが体調不良の一因となると考えられています。
2. ホルモンバランスの変化
満月の時期には、睡眠に関わるホルモン「メラトニン」の分泌が
抑制されるという研究結果があります。
したがって、眠りが浅くなったり、感情のコントロールが難しくなると考えられています。
3. 心理的な影響
満月は古くから神秘的な存在とされ、満月の夜には「感情が高ぶる」といった
文化的なイメージもあります。
満月に関する先入観や社会的なイメージ(例えば、「満月の夜は不思議なことが起こる」といった
考え)が、自己暗示的に心理的な影響を及ぼすこともあります。
このため、無意識に「満月=特別な時」という認識が働き、
心理的なストレスや期待感が体調に影響を与えることもあるのかもしれません。
満月前症候群の対処法
では、満月前症候群にどう対処すればよいのでしょうか?
以下のヒントを参考にして、自分に合った方法を見つけてみましょう。
1. リラックスする時間を作る
瞑想やヨガ、アロマセラピーなどを取り入れ、
心身をリラックスさせる時間を設けましょう。
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特に、ラベンダーやカモミールなどのアロマは、
心を落ち着かせる効果があるのでおすすめですが、
最も大切なのは、自分が心地よいと感じる香りを選ぶことです。
2. 睡眠の質を高める
寝る前にスマホやパソコンの画面を見ないようにする、
寝室を暗くしてリラックスできる空間を作るなど、安眠を促す環境を整えましょう。
また、お休み前にカモミールなどのノンカフェインの温かいハーブティーを飲んだり、
軽いストレッチを行うことも効果的です。
3. 感情を表現する
満月の時期は感情が揺れ動きやすい時でもあります。
感情を無理に抑え込まず、ノートや紙に感情を書いて整理したり、
絵を描くなどの方法で、自分の気持ちを表現してみましょう。
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4. 食生活を見直す
ビタミンB群やマグネシウムが多く含まれる食品(玄米、ナッツ、緑黄色野菜など)は、
神経を落ち着かせる働きがあります。
バランスの良い食事を心がけ、特に満月前には体調管理に気を配りましょう。
5.アーシングやグランディング
自然に触れることで、過剰なエネルギーを地面に逃がすアーシングや、大地のエネルギーとしっかりつながるグランディングは、エネルギーのバランス調整と、感情や体調のバランスを整える効果が期待できます。
心を整えるエネルギー療法
満月前症候群をケアするために、
上記の対処法に加えて「エネルギー療法」を取り入れることも効果的です。
エネルギー療法は、私たちの体と心に流れる「氣」や「エネルギー」を整えることで、
心身のバランスを回復させることを目指します。
満月のエネルギーは非常に強力で、感情や体調に影響を与えやすい時期です。
そのため、自分自身のエネルギーの流れを整えることで、満月前の不安定な感情や
体の不調を軽減できる可能性があります。
アロマセラピーやパワーストーンを活用したエネルギー療法は、
自宅でも手軽に取り入れることができるので、ぜひ試してみてください。
アロマテラピーの活用
アロマにはリラックスや気分の安定を助けるものが多く、
満月前の症状を早くするのに役立ちます。
おすすめのアロマオイル
- ラベンダー
- リラックス効果が高く、ストレスや不安を軽減し、心を落ち着かせてくれます。寝る前にディフューザーで香ったり、枕に1~2滴垂らすと良いです。
- クラリセージ
- ホルモンを整える効果があり、PMSの症状を緩和するのに適しています。腹部を優しくマッサージする際にキャリアオイルと混ぜて使用すると効果的です。
- ゼラニウム
- 感情のバランスを整え、心をリフレッシュしてくれます。バスソルトに混ぜて入浴するときに使用するのもおすすめです。
- イランイラン
- 心をリラックスさせ、幸福感を時に高めてくれます。感情が不安定なハンカチに一滴垂らし、香りを楽しんで気分が落ち着きます。
活用方法
- ディフューザー
- アロマオイルをディフューザーで拡散させ、部屋全体に香りが広がり、心身がリラックスします。
- マッサージ
- キャリアオイルにアロマオイルを混ぜて、腹部や首、肩を優しくマッサージすることでリラックス効果が得られます。
- アロマバス
- お風呂でアロマオイルを使用する場合は、アロマオイルを数滴、粗塩などで乳化させてから、お湯にいれます。
パワーストーンの活用方法
パワーストーンには特定のエネルギーを持つとされており、
心身のバランスを整えるサポートをしてくれます。
つまり、満月前の不安定な時期にパワーストーンを使うことで、
精神的な安定が得られやすくなります。
おすすめのパワーストーン
- アメジスト
- ストレスを大事に、心を落ち着ける効果があると言われています。
- ローズクォーツ
- 自己愛を高め、心の時に癒しを促進します。感情が不安定な胸元にあてたり、身につけると優しいエネルギーで心を包んでくれます。
- ムーンストーン
- 月のエネルギーを象徴し、ホルモンバランスを整えると言われています。ネックレスやブレスレットとして身につけるのがおすすめです。
- ラピスラズリ
- 心の平和と精神的な安定をもたらし、直感力を高める効果があります。例えば、不安感やストレスを感じたときに手に持って瞑想すると効果的です。
活用方法
- 瞑想やリラクゼーション
- パワーを手に持ち、静かな場所で瞑想を行うことで、心身のエネルギーを整えやすくなります。
- アクセサリーとして身につける
- ストーンやブレスレットにして、身につけるだけでも効果を感じることができます。
- お守りとして持ち歩き
- 小さなポーチに入れて持ち歩いたり、寝るときに枕の下に置くことで、日常生活で安定感を感じやすくなります。
アロマとパワーストーンの組み合わせ
アロマオイルとパワーストーンを兼ねて、相乗効果が得られます。
例えば、ラベンダーのアロマオイルを使いながらアメジストを手に持って瞑想することで、
深いリラクゼーションを体験できます。
また、ゼラニウムのアロマバスに浸かりながら、感情のバランスを整えやすくなります。
まとめ
満月前症候群は、満月という自然のリズムに私たちの心身が反応しているサインかもしれません。
満月の前後に体調不良や眠気を感じる場合、そのメカニズムは人それぞれに異なります。
例えば、体調不良はホルモンバランスや感情面の影響を受けやすく、
眠気は自律神経の反応や浄化作用によるものだと考えられます。
個々の体調や感受性によっても影響の受け方は異なるので、
自分がどのような症状が出やすいかを把握し、そのサインに気づくことが大切です。
この満月のエネルギーが強めな時期を穏やかに過ごすためにも、
無理をせず、自分自身をいたわることを心がけてください。
深呼吸やリラックスできるアクティビティ、体を温めることなど、
自分に合ったケアを見つけましょう。
足湯もおすすめです。
満月のエネルギーをポジティブに活用し、日常生活をより豊かにしていけますように…
そして、まずは、自分自身のリズムを大切に、ゆったりとした時間をお過ごしください。
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【Next】満月や新月と重なる生理。月と月経には繋がりがあるの?