「徳を積む」とは??

徳を積むとどうなるの?

子供の頃、きっとどこかで「一日一善」という言葉を聞いたことがあるはずです。正確にどこで聞いたか覚えていなくても、みんなが知っている言葉です。小学生の道徳の授業で学びましたか?

大人になって、「一日一善」が徳を積むための具体的な日常の実践法であることに気づきました。毎日小さな善行を積み重ねることで、継続的に徳を積むことができます。これは、スピリチュアル的観点からも自己成長や内面的な浄化に繋がりますね💫

徳とは何か?

日本の伝統的な価値観の一つ。徳を積むとは、個人の内面的な美徳や倫理的な行動を指します。その行動は、道徳的であり、他者に対する思いやり、誠実さ、正直さ、そして社会に対する貢献を意味します。

「徳を積む」スピリチュアルな意味

善行と自己成長

徳を積むことは、善行を積み重ねることを意味します。これは、自分自身の内面を豊かにし、精神的な成長を促す行為です。善行を行うことで、心の平和や満足感を得ることができ、ポジティブなエネルギーを生み出します。

カルマと因果の法則

スピリチュアルな視点から見ると、徳を積むことはカルマの改善に繋がります。カルマの法則では、私たちの行動が将来の結果を決定するとされています。善行を積むことで、良いカルマを生み出し、未来において良い結果を招くことができます。

家系で問題がある場合、子孫が徳を積むことで、家系カルマの解消に繋がります。また、ご先祖様が積んだ徳が子孫に与えられることもあります。なぜか色々上手くいく、という方は、ご先祖様の徳分かもしれません。このような「受け継がれる徳」を大切にし、自身も次の世代に徳を繋げていくことが大切です。

エネルギーの循環

徳を積むことは、エネルギーの循環を促進します。ポジティブな行動や思考は、周囲にもポジティブな影響を与え、それがまた自分に返ってくるというサイクルが生まれます。これにより、自己と他者との間で良いエネルギーの循環が生じます。

魂の浄化と成長

徳を積むことは、魂の浄化と成長にも繋がります。悪いカルマを解消し、より高次の意識状態に達するためのステップです。スピリチュアルな成長を目指す人々にとって、徳を積むことは非常に重要な実践です。

宇宙との調和

徳を積むことは、宇宙との調和を図ることでもあります。スピリチュアルな教えでは、私たちは宇宙の一部であり、宇宙の法則に従って生きることで調和を保つことができるとされています。善行を行うことで、宇宙との調和を保ち、自分自身の人生をより豊かで満ち足りたものにすることができます。

徳を積む行動

  • 日常の小さな善行
    • 他人に親切にする、小さな親切を心がける。
  • 感謝の気持ちを持つ
    • 物事や人々に感謝する心を養う。
  • 他者を助ける
    • ボランティア活動や寄付など、他者のために行動する。

徳を積むことは、自己の内面を豊かにし、スピリチュアルな成長を促すための重要な実践です。日常生活の中で意識的に善行を積み重ねることで、より高い次元の意識状態に達することができるでしょう。

徳の分類

3つの徳があります

  1. 天徳(てんとく)
    • 天の為に善行を行うこと。
      • 自然や神仏への感謝を示し、天からの恩恵を受ける。
  2. 地徳(ちとく)
    • 地域の為に善行を行うこと。
      • 地域社会の発展や環境保護に貢献する。
  3. 人徳(じんとく)
    • 人の為に善行を行うこと。
      • 周囲の人々への思いやりや助け合いの心を持つ。

徳を積む方法

日常生活の中で具体的な行動を取ることが重要です。徳を積むための方法として、「体施(たいせ)」「物施(ぶっせ)」「法施(ほうせ)」があります。

  1. 体施(たいせ)
    • 自身の体を使って奉仕すること
      • ボランティア活動や地域清掃などが該当します。自ら動いて他者や環境に貢献することで、心身共に健康的な生活を送ることができます。
  2. 物施(ぶっせ)
    • お金や物を寄付すること
      • 困っている人々や団体に対して、経済的な支援を行うことが物施。例えば、チャリティーイベントに参加したり、不要な衣服や物資を寄付することが含まれます。
  3. 法施(ほうせ・ほっせ)
    • 人を励ましたり、導いたりすること
      • 知識や経験を共有し、他者の成長や成功をサポートすることが法施の一例です。例えば、相談に乗ることやアドバイスを提供することが該当します。
日常の中で徳を積む具体的な方法
  • 神社への参拝やご祈祷
    • 神社に行き、感謝の意を示すことも徳積みの一つです。ご祈祷を受けることで、自身の心を清め、良いエネルギーを受け取ることができます。
  • 困っている人を助ける
    • 周囲の人々が困っているときに手を差し伸べることも徳積みです。ちょっとした助けが、その人の人生を大きく変えるかもしれません。
  • 環境の美化
    • 街や自然環境を美しく保つために、落ちているごみを拾うことも徳積みとなります。美しい環境は、住む人々の心を豊かにします。
  • 笑顔の提供
    • 笑顔で周りの人々を明るくすることも、立派な徳積みです。笑顔は伝染し、周囲の雰囲気を明るく、ポジティブにします。

積んだ徳の継承と未来への影響

徳を積むことは、単なる個人の行動に留まらず、次の世代にも影響を与えます。興味深いことに、ご先祖様が積んだ徳が子孫に与えられることもあります。このような「受け継がれる徳」に感謝し、自身も次の世代に徳を繋げていくことが重要です。反対に、マイナスの徳を子孫が引き継ぐこともありますが、その場合も、困難を乗り切るための学びや今の自分を大きく成長させる機会と捉えてみてください。課題をひとつひとつクリアしていくことで、マイナスがゼロになった先には次世代に繋がれるプラスの循環を生み出すことができるようになります。

徳を積む際に気をつけたいポイント

犠牲にならないことです。

徳を積むためには、自己を犠牲にするのではなく、他者や社会のために心を込めて行動することが大切です。自己犠牲は一時的なもので、続けるのが難しくなることがありますし、最終的には自分を苦しめてしまうこともあります。

まとめ

徳には「天徳」「地徳」「人徳」があり、「天の為」「地域の為」「人の為」に善い行いをすることが重要です。徳を積むことは、開運に繋がるだけではなく、他者や社会にも貢献し、良い循環を生み出します。

自分自身の健康や幸福を大切にしながら、他の人や社会のためにできることを考えていくことが、より良い徳の積み方です。

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スピリチュアル、脳科学、心理学を融合したチャネリングを学び、ヒーリングの手法と合わせて、遠隔ヒーリングで心と身体を癒すお手伝いをしています。元気で活動するには、まずは、心と身体を整えること。上手くいかないことも、心と身体を整えていくと、思考が変わり、見え方が変わり、現実が動き始めてきます。《スピリチュアルを信じる信じないから、使う使わないへ…》あまりピンッ!張りつめていると、いつかポキッとおれてしまいます。しなやかに軽やかに、日々を過ごして参りましょう♪