日光山輪王寺でご先祖様供養と開運厄除け

日光山輪王寺



日光山輪王寺は、栃木県日光市にある歴史的で重要な寺院の一つ。

日光東照宮や二荒山神社とともに徳川家との深いご縁があり、特に歴代の将軍が信仰を寄せた場所として知られています。

日光山輪王寺の歴史

日光山輪王寺は、栃木県日光に位置します。

日光東照宮や日光二荒山神社とともに「日光の二社一寺」として世界遺産に登録されています。これらの霊場は神仏習合の影響を受け、長い歴史の中でそれぞれが重要な役割を果たしてきました。

そして、輪王寺は、山岳信仰に基づく寺社としても知られています。

この広大な聖域の始まりは、766年に勝道上人が日光山で修行を始めたことに由来します。

「日光山輪王寺」とは…

実は、輪王寺というお寺があるのではなく、日光山全体を指す総称です。

比叡山にも延暦寺というお寺があるわけではないので、比叡山延暦寺と同じですね…

日光山輪王寺のご本堂が三仏堂

そして、徳川家光公の墓所・大猷院

霊場として日光を整備した天海僧正の墓所・慈眼堂

孔雀に乗った珍しいお姿の阿弥陀如来様をご本尊とする常行堂

そして、いろは坂を登り中禅寺湖近くにある中禅寺

さらに山深く日光湯元にある温泉寺等…

とにかく日光山の広範囲に渡って重要なお堂や別院があり、その総称が「輪王寺」なのです。

故に、日光の地全体は非常に強い霊的な力を宿す場所として信仰されており、この「二社一寺」を巡ることで、強力なエネルギーを感じることができるでしょう。

輪王寺大本堂「三仏堂」

輪王寺本堂三仏堂

三仏堂は、平成の間に13年にも及ぶ大修理が終わり、きれいに修復されました。中に入るには拝観料が必要です。

お堂の中には、高さ7.5メートルの金色に輝く大迫力の仏様が三体鎮座されています。

干支の一生一代の御守を授与してくださったり、鬼門除けの祈願をしてくださったり、開運、や厄除けなどのご利益があると言われています。

千手観音様

千本の手を持ち“生きているもの達”を一切もらさず救済してくださる慈悲深い仏様

阿弥陀如来様

「南無阿弥陀仏」と唱えると“亡くなった方”(ご先祖様)を「極楽浄土」へ導いてくださる仏様

馬頭観音様

煩悩を食べつくし、災難を取り除いてくださる仏様

お寺なので、手は叩かず、静かにそっと手を合わせて祈ります。お堂の中に入って、仏様の近くでぜひご参拝してみてください。より一層仏縁が深まります…

私たちの運気の流れは、ご先祖様から繋がっています。

ご先祖様を供養することで、子孫の運気の流れも変化します。阿弥陀様にご先祖様の幸せと感謝の気持ちをお伝えしましょう。

そして、現実面の困り事は、千手観音様に。

煩悩だけでなく、不安や心配事などがある場合は馬頭観音様に打ち消して頂きましょう…

お線香でご先祖様供養

三仏堂の前に大きな香炉があります。

お線香を上げてご先祖様を供養します。

長い歴史の中で、徳を積んだご先祖様もいらっしゃれば、人生を悔いているご先祖様達もいらっしゃいます…

そして、ご先祖様と子孫は、霊的に繋がっています。

ご先祖様の運気を子孫が受け継いでいる…

徳を積まれたご先祖様の子孫が繁栄発展するように、悔いているご先祖様を救済できるのも子孫による供養と徳積みなのだそうです。

ご先祖様との霊的な繋がりは、私たちや未来の子孫にとって大切なものです。ご先祖様を供養し、感謝の気持ちを持つことは、私たち自身に良い影響をもたらします。

実際に、定期的にご先祖様を供養することで、自分の周囲の人間関係が良くなったり、仕事や家庭においてスムーズな流れが生まれるという体験をされる方も少なくありません。

【合わせて読んでみて!】先祖供養について

黒門の神秘的なエネルギー

日光山輪王寺黒門

日光山輪王寺三仏堂の黒門はいつもパワフルなエネルギーが流れています

日光東照宮へ向かう途中表参道に面したところに黒門があります。輪王寺のご本堂「三仏堂」の入り口となる門です。

お天気の良い日に、黒門の前で写真を撮ると、いつもパワフルな光が写ります。

エネルギーが体感でわからなくても、こんな感じで視覚的に良い波動を感じることができますね…

年末の採灯大護摩供

日光山輪王寺では、毎年、12月の大晦日の夜に行われるお御護摩供という特別な行事があります。

一年間の災厄を焼き払い、新年を迎えるにあたり、開運を願うための儀式です。

輪王寺お御護摩供

採燈大護摩供について

山伏(やまぶし)の姿の僧侶により、 まず、「法剣」「法斧」「法弓」という三つの道具を使い、邪気を祓い、場を清めます。

  • 法剣(ほうけん)
    • 剣の形をした道具で、悪いものを断ち切る力を象徴します。
  • 法斧(ほうふ)
    • 斧を使って、すべての障害や途中を切り抜けることを意味します。
  • 法弓(ほうきゅう)
    • 弓矢で正しい方向へ進む力を授けることを象徴しています。

その後、僧侶が護摩木を焚き上げることで、災いを祓い、心の中の邪念や煩悩も浄化され、迎える新年の開運や祈願の成就を願います。

炎が勢いよく燃え上がり、煙がもくもくと高く立ち上がっていく中で、太鼓の音が力強く響き渡ります。さらに太鼓の音とお経の響きが一体となり、場の空気を引き締め、厳かな雰囲気が一層高まります。その迫力は参加者の心に深く残り、心身ともに浄化されます。

地元の人たちにとっては一年の締めくくりとしての大切な行事となっております。