潜在意識に潜むトラウマやネガティブパターン

潜在意識



潜在意識に潜むトラウマやネガティブパターンが、どのように私たちの現実に影響を及ぼしているのか、そのメカニズムを探り、癒しの方法を見つけ出すお手伝いをします。

潜在意識とは?

心理学的に心の内面や精神をみるときには、
《顕在意識》と《潜在意識》という2つの概念が使われます。

《潜在意識》

私たちが普段意識していない心の深層部分であり、
行動や思考の90%以上を無意識のうちに
コントロールしています。

《顕在意識》

私たちが意識的に考えたり行動したりする部分

実際には潜在意識がその大部分を支配しています。
例えば、ネガティブな信念や過去のトラウマが潜在意識に根付いていると、
それが現実の選択や行動に大きな影響を与えるのです。

95%の影響力

私たちの行動や思考のほとんどは、実は潜在意識によって導かれています。目の前に現れる現実は、潜在意識の投影にすぎません。

たとえば、成功を望んでいても、潜在意識の中に
「私は成功する価値がない」というネガティブな信念がある場合、
無意識のうちにその信念が現実を作り出してしまうことがあります。
だからこそ、潜在意識の中に潜むネガティブな要素を見つけ、
浄化することが大切なのです。

自分が願っていることと現実が合わない場合や、
自分の本当の気持ちがわからないと感じる時、
潜在意識と顕在意識のズレを理解し、その原因に焦点を当て癒していくことが重要です。

過去の制約的な信念やトラウマに気づき、それを肯定的な変化に結びつけることで、
個人的な成長と繁栄に繋がり、新しい可能性や成功への道を切り拓くこともできます。

自己理解を深めることは、潜在意識との調和を促進し、
望ましい現実を築く鍵となります。

潜在意識に潜むトラウマやネガティブパターンとは?

私たちが日々の生活で感じる不安やストレス、
あるいはなかなか目標が達成できない理由には、
潜在意識に隠れたトラウマやネガティブなパターンが
関係していることがあります。

潜在意識は、私たちが普段意識していない深いところで、
行動や思考、感情に影響を与えています。

トラウマとの関係

潜在意識には、私たちが意識的には忘れてしまった過去の出来事や
感情が深く刻まれていることがあります。

特に幼少期に経験した強いストレスや悲しみ、
繰り返し受けた否定的な言葉などは、無意識のうちに潜在意識に残り、
その後の人生に影響を与えること場合があるようです。

例えば、幼いころに「早くしなさい」と頻繁に言われて育った場合、
大人になってからも、急ぐ必要がない場面であっても、なぜか一人で焦ってしまうことがあったりします。

また、「お前にできるはずがない」と言われて育つと、大人になってからもその言葉が心に深く刻まれ、新しいことに挑戦しようとしても「私には無理だ」と自分で制限をかけてしまうことも。

これらは、過去の体験が潜在意識にトラウマとして刻まれ、
自己評価を低くし、行動や感情に影響を与えている可能性があります。

このように、潜在意識に残った過去の傷やトラウマは、
無意識のうちに私たちの挑戦を恐れる気持ちや人間関係の問題の原因となることがあります。

しかし、潜在意識に残るトラウマに気づき、癒すことで、自己価値を再発見し、
より自由な人生を取り戻すことができるのです。

潜在意識が生み出すネガティブパターンとは?

潜在意識に根付くネガティブな信念やパターンは、私たちの現実を繰り返し再現します。

いくら頭で「幸せになりたい」とか「素敵なパートナーを見つけたい」と思っていても、「私は幸せになれない」「私は愛される価値がない」といったネガティブな信念が潜在意識に存在すると、その信念に基づいた行動や選択が無意識に繰り返され、現実もそのように展開します。

具体例

自己価値の低さが原因でパートナーシップに問題が生じるケース

例えば、幼少期に親や周囲の人々から十分な愛情を「受けられなかった」または、「受けれらなかったと思い込んでいる」人が、「私は愛される価値がない」という潜在的な信念を持っている場合があります。大人になってからも、その信念が無意識に働きかけ、恋愛やパートナーシップにおいて、自分を大切にしない相手を選んでしまうことがあるかもしれません。結果として、相手に尽くしすぎたり、自分の感情を抑え込んでしまうことで、健康な関係を築くのが難しくなる可能性があります。

お金に対するネガティブな信念が豊かさを妨げるケース

幼少期に「お金は汚いもの」や「お金を持つことは悪いこと」というメッセージを受け取って育った人は、「自分は豊かになる資格がない」という潜在的な信念を持つことがあるかもしれません。この信念が潜在意識に残っていると、いくら努力してもお金を稼ぐ機会を逃したり、無駄遣いをしてしまったりして、経済的に苦しい状況を繰り返すことがあります。

自己評価の低さがキャリアの成功を妨げるケース

例えば、「私は十分に賢くない」や「私は成功できない」というネガティブな信念を持っている場合、自分を過小評価して新しい挑戦を避けたり、昇進やチャンスを自ら断ることがあります。その結果、期待するキャリアアップが実現せず、不満や後悔を感じることになるかもしれません。

ですが、このようなネガティブパターンに気づき、解放することで、ポジティブな変化を引き寄せることができるようになります。

潜在意識を書き換える

ポジティブな思考や捉え方、行動の習慣を築いていきながら、意識的に潜在意識を変容させ、新たな成功への道を切り開いていきましょう。これまで、ネガティブな体験が多かったとしても、未来に向かって、潜在意識を書き換えていく方法があります。

真我と顕在意識・潜在意識の関係

下の図は、真我(本来の自分やありのままの自分)と、顕在意識と潜在意識の関係を示したものです。

私たちの真我は、本来純粋でポジティブな存在です。しかし、過去の経験がネガティブなもので満ちていると、潜在意識がくすんでしまい、その結果、真我の願いが顕在意識に届くまでに歪みが生じます。

これが、私たちが現実で目指すものがなかなか実現しない原因となることがあります。

こんな経験や口癖はありませんか?

  • 何をやっても上手くいかない
  • 私、やっていけるかしら…
  • 私、頭が悪いんです
  • 私は、○○なタイプなんです

これらの不意に考えや口にする言葉は、最初は周りの誰かから言われたものであったかもしれません。ですが、何度も繰り返し聞いたり、自分で言い続けていくうちに、その言葉が潜在意識に沁み込み、自分自身の考え方や現実に大きな影響を与えるようになります。

特に幼少期の体験は、潜在意識に深く刻まれやすく、その後の人生に長期的な影響を与えることが多いです。

一方で、潜在意識にポジティブな経験や意識が豊富な場合、潜在意識はクリアで、真我からのメッセージが顕在意識に直接伝わりやすくなります。このため、くすんだ潜在意識をクリアにしていくことが非常に重要です。

潜在意識をクリアにすることで、本来の真我の声が顕在意識に届きやすくなり、人生がよりスムーズに進むようになります。そのためには、自己探求やヒーリング、ポジティブな意識の強化などが有効です。

潜在意識に潜むトラウマやネガティブパターンの癒し方

潜在意識に潜むトラウマやネガティブパターンを癒すためには、
まずその存在に気づくことが重要です。

トラウマは無意識のうちに私たちの行動や感情を制限していることが多く、
これに気づかないと、同じような問題をネガティブパターンとして、
繰り返し経験することになります。

トラウマに気づいたら、その感情を受け入れ、過去の出来事を振り返りながら、
その体験が自分にどのような影響を与えたのかを理解しましょう。

次に、そのトラウマを癒すための瞑想やカウンセリング、
ヒーリングセッションなどを取り入れることで、
心の中にある傷を徐々に癒していくことができます。

例えば、繰り返しポジティブなアファメーションを行うことで、
潜在意識に新しい信念や価値観を刻み込むことができます。

潜在意識をポジティブに書き換えることで、より良い現実を創造することが可能です。

これにより、潜在意識に潜む過去のトラウマが原因で繰り返していた
ネガティブな行動パターンを断ち切り、より健康的で前向きな人生を
歩むことができるようになります。

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