長野市にある善光寺は、無宗派の単立仏教寺院で、
ご本尊の「一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)」は、
日本最古の仏像といわれています。
無宗派…ということは、すべての魂を救ってくださる仏様
ということです。
ご本尊は秘仏となるため、ご本尊のお身代わりに
「立体本尊」をお迎えして、7年に一度、御開帳が行われます。
御開帳の際には、本堂の前に大回向柱が立てられ、この柱に触れると
ご本尊に触れたのと同じ功徳があるとされています。
次の御開帳は2021年春の予定だったのですが、世界的諸事情により
一年延期となったようです。
「遠くとも一度は参れ善光寺」と昔から言い伝えられていて、
阿弥陀様と縁を結び、極楽浄土へお導き頂けるようお願いできる場所であり、
と同時に、極楽浄土へ連れて行っていただくためにこの先の生き方を
改めることを決意する場所でもあります。
善光寺にまだ行ったことがないようでしたら、
あまり前情報がないようが良いかと思いますが
瑠璃壇の下にある真っ暗な回廊へ入り、手探りで歩いていく「お戒壇巡り」を
ぜひ体験されることをおすすめいたします。
「極楽浄土へ行くために“極楽の錠前”をお手に…」
私も前情報がなにもないまま「御戒壇巡り」をしました。
今現在の自分の状況と致しましては、1回では仏様とのご縁が結べず、
まだまだ功徳が足りない…と反省しながら、2回目巡らせていただきました。
このような前情報を得られるようなネット環境がなかった昔の方々も
「御戒壇巡り」は1回では成し遂げられず、
何度も何度も善光寺に訪れて、何度も何度もチャレンジしたそうです。
善光寺をお参りする際は、境内は広く、全国から参拝者が集まりますので
待ち時間が長かったりすることがあります。
お時間に余裕をもって参拝されてください。